拙者はおひつ侍 原 壱輩でござる。
いよいよ年末も押し詰まり、最後の週となりもうした。
今年はおひつ堂がオープンして始めてのお正月を迎えるので、記念すべき初年度と云うことで新企画をを考え申したのでござる。
新年を迎えるにあたり、新春らしい商品として、特製福袋の販売を開始することに致したでござる。
福袋なので本来、中身はシークレットなのかと思いまするが、今回はオープンにして販売致しまする。
10万円の福袋方は、大変盛りだくさんの内容でござる。
まずは、「秋田県産 曲げわっぱ 隅丸」が入るのでござる。
「秋田県産 曲げわっぱ 隅丸」は一番の魅力は、存在感。食卓の上に在るだけで食卓が華やかな食卓になりまするぞ!
蓋の材が結構厚いので、しっかりとした重みがあり、とても手にしっくりと馴染みまする。
また、隅丸の加工がとても良いのでござる。 隅丸とは、おひつの底と側面の角が出来ぬよう、アールのついた材を埋め込んで、しゃもじでごはんを掬い取る際に、掬い易い構造に加工したものでござる。
全体の高さも、他のおひつに比べ小さい方で、また、大きさも2.5合用ごはんが丁度良く入る大きさで、食卓の上に置いても邪魔にはなりませぬ。
「釜浅のごはん釜」もとても美味しいごはんが炊けますぞ。
まずは、この蓋のフォルムから観て頂きたい! いかにもごはん釜と云う主張がバシバシ伝わるフォルムでござる。蓋も木曽産の材で作られており、とても重厚感がありまする。
この蓋が秀逸なのはフォルムだけで無く、永く使っても木が反らない工夫がされているのでござる。 どうしても木製品は経年変化で、狂いが生じて来るものでござるが、この厚みのある材を使用していることと、狂いを最小限に抑えるために加工を施しているのでござる。
また、このごはん釜は、南部鉄器工房で作られた品で、しっかりとした重さがあり、浅めのフォルムがとても良いのでござる。
つばには、吹きこぼれを受ける受け皿を兼ねた作りとなっており、吹きこぼれてくる汁を下に流さない構造でござる。
このごはん釜で炊き上げたごはんを、このおひつに入れて食べれば最高のごはんがたべれるでござろうな!
また、まな板の「丸まる」もとても良いのでござる。
まず、木曽檜柾目の合わせ材で作られておるので、非常に狂いが少ない材でござる。
厚みが約3cmあり、包丁の当りが均一になるのでござる。
この厚みが非常に重要で、包丁の返りがとても良く、リズミカルに作業が出来るでござる。
また、まな板廻しながら切ることが出来るので、体の位置を変えるのではなく、まな板全体を切りたい方向に向けながら作業出来るのは、とても作業が楽なのでござる。
もとしげの「おろし器」がまた良いのでござる。
このおろし器の最大の魅力は、セラミック刃が丁度良い切れ味なのでござる。
大のおろし器は、大根おろし、りんごなどの大きめ、粗めにおろしたい物用でござるが、
荒すぎず、また、削り時間とのバランスが最高でござる。
細かすぎると何時まで経っても捗らず、また、荒すぎると食感が悪く難しいが、このおろし器は最高!でござる。
また、最後に洗い流す際に、洗い易いこともとても良いのでござる。
刃にくっついて洗い流すのにたわしで擦る必要もござらぬ程でござる。
まだまだ、説明したい品もござるが、今日はここまでとさせて頂き申す。