拙者は、おひつ侍 原 壱輩でござる。
師走となり皆様方もお忙しいことと存ずるが、如何お過ごしでござろう。
今年はコロナ!コロナ!と騒いでいるとアッと云う間に師走、突入でござる。
最近は第三波の波も高くなり、師走そのものまで押し流されそうな勢いでござるな!
そんな12月でござるが、拙者もそんな世間の荒波を泳ぐ一人でござる。
小さいながらも会社として営業しておるので、毎日は次から次へと、すべき事が押し寄せて来るのでござる。 そのため要領に悪い拙者は、遅くまで居残りで黙々をこなす毎日でござる。
そんな無能な拙者にとって唯一の楽しみが、アリキタリではござるが、“帰宅後の一杯”と云う訳でござる。
無論、男一人で楽しむ酒なので、手間を掛ける訳も参らず、夏であれば缶ビール、冬であれば、熱燗又はお湯割り・・・、 いやいや酒の話は本題では無いのでござる。
話はつまみ・肴の方であった。 やはり酒だけでは寂しいので、簡単な肴が欲しくなる。
そこで最近は、缶詰に手を出し始めたのでござる。
最近販売されている缶詰は、実に旨い!!
いや、昔からも旨かったのかも知れぬが、数年前からのまた、一層レベルアップしているのでござる。
何がレベルアップしているのか? と云うと、先ずは、製缶の技術だと思うのでござる。
真空製缶機が出来て以降、真空にて缶詰め作業が行えるため、色々な素材を詰めることが可能となったのだそうでござる。
例えると、「釜揚げしらす」。 茹でたてのしらすを真空で缶詰にするため、缶詰を空けると、いつでも茹でしらすが食べる事が出来る。 あの小さなしらすが・・
大根おろしがあれば、アッと云う間に出来上がりとなり申す。
または、「鶏唐揚げ」も出来て居るそうでござる。(実はこれは未だ食べておらぬが・・)
揚げたての唐揚げが、真空のために油焼け(酸化せず)に保存できるそうでござる。 全くたまげた事でござるな!
他にも、缶詰に詰めた後で加熱し完成するような、柔らかいパンであるとか、スイーツ類も色々と在るようでござる。
あと、全体的に云えることは、味付けが格段に良くなり申した。
しっかり煮込んで、味付けにこだわった調理方法であったり、香辛料などが多用され香り付けが施されていたりなど、そのまま器に盛り付けし、惣菜となるような食品が多くなっていると存じます。
また、昔々は、缶に入って数年経つと、金属臭い臭いがして、とても嫌な香りがしたことを覚えておいでの方も御座ろうが、現代の缶は、コーティングが施されているためか、金属臭は全くござらぬ。 むしろ、缶の中で味が食材に染みこんで、味が向上する素材も在るようでござる。
色々な技術の進化のお陰で、缶詰は日々進化を続けておるようでござる。
因みに、昨晩は「おでん缶」でござった。 一昔前には、秋葉原で自販機にて大好評であった様でござる。 コンビニでもおでんは買えるでござるが、買い置き出来るのはそれはそれで有難いでござる。
決して高級感満載と云う品ではござらぬが、秋の夜長のプチ楽しみとして、拙者も楽しんで参りたいとぞんずる。
